弊社CEOが東京藝術大学で「生成AIと芸術」に関する特別講義を実施
弊社CEO白井が2023年10月19日に日本の国立大学・東京藝術大学において「生成AIと芸術」に関する特別講義を行いました。本講義は今年度、東京藝術大学において新しく取り組まれた「アートDX特別講義シリーズ・生成AIと芸術」という学内向けの講演の第1回であり、予定されている続く講演者も日本を代表するAI研究者・表現者となっており、大変興味深いものです。
告知の段階から大変多くの方にご反響を頂いております。
シリーズ講演者一覧
「生成AI時代を生き抜く創作活動」
講演の抜粋についてはCEOの個人ブログの方で展開しております。
講演は、生成AIと創作活動、クリエイティブ産業の関係に焦点を当てています。若者の反AI感情を認めつつ、生成AI技術の進化とその社会的受容について写真や映像、出版や著作権の歴史から考察し、初期の感情論から文化庁による法的解釈の進展、そして現在のAIの普及とその影響までを網羅しています。技術の発展と社会的受容のバランスを重要視し、クリエイティブ分野でのAI利用の可能性と課題を深く掘り下げています。
生成AIに対する若者の反対運動は、新技術による自分たちの努力の無価値化への恐れに基づいています。講演は彼らのアイデンティティを表現者としての自分の過去を振り返りながら認め、尊重し、しかし同時に、産業界ではChatGPT4やAdobe FireFlyなどの生成AIが既に広く使われています。法的・倫理的な混乱は新技術導入時によく見られる現象です。
八谷先生のコメントでも指摘されているように、人類の歴史におけるすべてのクリエイティブ活動は社会的であり、AIもその一部であることを示しています。この講演は、新技術をどのように人類の歴史や社会に編み込んでいくか、という重要な現代的課題を反映しています。複雑な技術、法的・倫理的問題を分かりやすく説明し、クリエイティブAI技術のクリエイティブ分野における主体的な理解や可能性を道筋だてて提示しています。これらの側面を統合するワークショップや講演を丁寧に行っていくことで、AICU社のビジョンとする「つくるひとをつくる」を工学や技術だけでなく、芸術活動や人類の歴史におけるギャップを埋めるための重要な視点を提供していると考えています。
以上の通り、AICU社における学術講演はメディア事業部により実施されております。白井・徳田らの講演につきましては、弊社のお問い合わせフォームよりご打診いただけますと幸いです。