img2img入門(5)インペイントの基本
この記事では、画像の一部分を生成し変化させる Image to Image、略称「i2i」の『Inpaint』(インペイント)という機能について解説します。
シリーズ初回
前回まで
実際に使ってみて確認できるソースコードは文末にてご紹介!
Inpaintとは
『Inpaint』(インペイント)は、画像の一部の範囲(マスク)を指定し、その部分のみを生成する方法です。つまり「描き直し」です。背景や細かいパーツ等の修正や、追加、削除することができます。
Inpaintの使い方
Inpaintを使って画像の背景を編集します。左上の『img2img』タブを開き、『Generation』タブの左から3番目、『Inpaint』を選択します。
画像を赤枠内にドラッグアンドドロップ、または枠内をクリックしてファイルからアップロードします。
画像をアップロードしたら、右上のメニューからペンを選択し背景部分を塗りつぶします。
このペンを使って白く塗りつぶします(薄い白)。境界部分はだいたいでかまいません。
塗り終わったら、背景のプロンプトを「blue sky」として画像を生成します。
プロンプト masterpiece, best quality, ultra detailed, blue sky,
ネガティブプロンプト worst quality, low quality, normal quality, easynegative
背景が青空になりました。魔法のようですね!
以上が基本的なInpaintの使い方です。
続くi2iのテクニックとして「表情の描き変え」を次回で特集を用意していますのでお楽しみに…。
例えばこんな感じですね!
もう一つおまけです。
i2iで画像サイズを揃えたい時は、下の方にある「Resize to」を使います。
スケール(定規)のボタンを押すと、一発で、適切な縦横比にそろえてくれるので便利です。
次回は「インペイント応用編」です!
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