2025年はAITuber元年!?『gogh(ゴッホ): Focus with Your Avatar』に注目!!
AICUマガジンで人気の「サクッと先取り !クリエイティブAIツール」、略して「サクリ!AIツール」としてマガジン連載化しました。毎日どんどん登場するクリエイティブなAIツールの要点をサクッと短く紹介します。
今回はちょっと変わったアプリ『gogh(ゴッホ): Focus with Your Avatar』というスマホアプリを紹介します。
「gogh」はアバターメイカー、ルームビルダー、ペット育成、集中ツールが一体となった「作業の集中」を目的としたツールです。ポモドーロタイマー(仕事を 25 分ずつのセッションに分け、そのあいだに短い休憩をはさんで行う時間管理術)のようでもあります。勝手に動くVTuberつまり「未来のAI Tuber」のようでもあります。作業の集中を前景に、可愛いアバター、自分好みにカスタマイズした部屋、心地よいLofi音楽と環境音などを背景にした、一見「地味」ではありますがクリエイティブなAIツール…これは「つくる人をつくる」「わかるAIを届ける」をビジョンにするAICU編集部としては「なんか気になる…未来感」があるアプリなのです。
アプリ版「gogh」とは?
『gogh』は、iOS/Androidアプリとしてすでに公開されており、2024年7月の公開からわずか1ヶ月で、国内10万ダウンロードを突破したそうです。
gogh公式サイト: https://gogh.gg/jp
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.goghjapan.gogh_android
noteでのユーザーの声を調査してみました
自動作業ゲームといえばAIアルゴリズムの活用の古典のような分野であります。工場自動化シュミレーションゲームや「クラッシュ・ロワイヤル」や「ドラゴンクエスト」のような戦闘を自動化したゲームなどは存在しますが、いずれも「主体的なゲーム体験」が存在します。特に主体的な目的がなく「作業の集中」を前景に、背景を自動化した、くつろぎやリラックスといった「チル(chill)」を目的とする独特のユーザー体験が、ユーザーにとってどのように受け止められているのか、AICU編集部の独自取材によって調査してみました。
■『ambr、アバター集中支援アプリ「gogh(ゴッホ)」ベータ版をリリース。AI同僚と働くメタ世界へ』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.7.25(モリプト タツヤさん)
■【gogh(ゴッホ)】という映えるアバターアプリ✨️(こざめ👾Lv.100 さん)
■ gogh。自分にはできない生活をアバターがしている喜びについて。(砂さん)
■ 自分で創った推しが秒速30万kmで突っ込んできた話 ~gogh~ (志乃屋の空蝉さん)
新しすぎる体験ではありますが、ポジティブな共感、特にアバターの可愛さへの共感や、趣味に全力を投じる生活感に共感しているユーザーが一定数いることが観測できます。
開発企業である日本の株式会社ambrから、この「gogh」にPC版のリリースがアナウンスされました。Steamストアページでは、世界に向けて各国語版のトレイラー動画も公開されています。ウィッシュリストへの登録も開始しています。
Steamストアページ: https://store.steampowered.com/app/3213850/gogh
スマホアプリ版を超える機能満載の作業ゲームの進化系
圧倒的自由度の部屋づくり:
家具や小物を自在に配置、色替えできる自由度の高いルームカスタマイズ。配置ができたらモニターやポスターやレコードなどのルームアイテムに好きな画像やGIFを貼って、あなただけの唯一無二の部屋にしよう! つくった部屋は複数保存して、気分にあわせた切り替えも。
可愛いアニメスタイルのアバター
豊富な顔パーツや髪型、ファッションで、あなたと作業を共にするアバターを自在にカスタマイズ。タイマーと連動して集中と休憩を繰り返すので、作業の「相棒」感は抜群。さらに、ベッドや床など好きな場所に移動したり、作業以外のさまざまなアニメーションをさせたりと、フォトモードでの撮影も楽しめるようになるそうです
育成ゲームと融合した集中ツール: シンプルなToDoリストと多機能タイマーでタスク管理と集中を支援。作業時間に応じて不思議な生き物が成長・世代交代を繰り返し、日々のタスクを「新種を育てる楽しさ」へと変えます。
チルなLofiビートと環境音ブレンド
日本発のLofi音楽レーベル“Japanolofi Records”によるチルな楽曲など、気分や時間帯に合わせて選べる豊富なプレイリストでリラックス。また、好みに合わせて組み合わせられる環境音や、タイピング音などのアバターASMRも重なって、心地よいサウンドが部屋中に広がります。
▼日本発のアバター×作業集中ゲーム『gogh: Focus with Your Avatar』2025年発売決定のお知らせ 2024年11月12日 11時00分
ユーザーからのPC版への要望は多かったようで、ユーザーからの要望に応える形でSteamでの発売が決定したそうです。縦画面だったアプリ版の機能に加え、ペット育成や複数ルーム保存など、さらに進化した機能も追加予定とのことです。
まとめ:編集部の「ここがサクリ!」
AICU編集部的に「ココが刺さる!」というポイント、特に未来的な可能性をまとめておきます。
VRとゲームとキャラクターを熟知したスタジオによる最新作
開発元 ambrは “The World Is a Playground.”をビジョンに掲げる、仮想世界スタジオです。自社独自の仮想世界やIP・ブランド向けの仮想空間開発を手掛けており、「東京ゲームショウ」のVR版を2021年から4年連続の担当していらっしゃいます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000043299.html
またゆるキャラのイベント「ゆるバース」のバーチャル空間をRoblox上に開発するといった活動もされております。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000043299.html
VRとゲームとキャラクターを熟知したスタジオ、しかも東京ゲームショウや公共に信頼されたスタジオによる最新作、これは日本が得意とするIP(知的財産、キャラクターなど)を大切にすることが上手なスタジオのオリジナル作であり、可能性を感じます。
主張しない「窓」のようなスマホアプリの未来
「ゲームなのかツールなのか」という軸は「役に立つか、立たないか」という軸であると表現もできますが、「gogh」の目的はチルであり、あくまで環境として、主張しない立ち位置です。これは「もう一つの世界の窓」として機能するアプリになる可能性があります。
そして結果として、あなたのスマホの起動時間ランキングでは、1位が取れる可能性があるのかもしれません。そういえば睡眠に注目したアプリ「ポケモン・スリープ」はアプリ起動時間ランキング上位であり、そのユーザーの睡眠時間の結果などを共有しています。
一見役立たなさそうなところに、きちんと可能性がある、非常に興味深い未来の価値が見え隠れしていますね。
エモーションにそっと訴えかける個性的なデザイン
上記の睡眠時間や集中時間といったサイエンスやマーケットとしての価値とは別に、スプラトゥーンのようなスタイルのデフォルメ頭身でのスタイリッシュなアバターや、趣味の生活満載の空間は、イラストレーションが好きな方やクリエイターのみなさんには好まれる方も多いと想像します。本記事ではあえて「クリエイティブAIツール」という切り口で紹介していますが、このツールはAIによって人間のクリエイティブを"破壊"するのではなく、人間の集中を個性的なアバターで"助力"することでクリエイティブな時間を大切にしています。具体的にはスマホを通信やSNSといったクリエイティブな集中時間から阻害する要素をやんわりと保護してくれています。
noteのユーザーさんのブログにもあるように、仕事に子育てに、日々とても忙しい方々にとって「代わりに趣味を満喫して集中してくれる」という代理をする「もうひとりの自分の姿を愛でる」も新しい体験かもしれません。
21世紀も四半世紀が経過する中で、より多様化するライフのあり方に、可能性を感じます。
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日本発のアバター×作業集中ゲーム『gogh: Focus with Your Avatar』の発売は2025年。AICUではこれを「2025年はAITuber元年!」とらえ、Steamストアにてウィッシュリストでのスタートダッシュを応援していきたいと思います。
Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/3213850/gogh
[notice]本稿はプレスリリースをもとにAICU編集部の独自取材によって構成されております。
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