【イベントレポート】AWS AI Day:生成AIの最前線に迫る最新事例と実践ハンズオン(3)突撃!隣のAmazon Bedrockユーザー ~YouはどうしてAWSで?~ #AWSAIDay
2024年9月9日開催の「AWS AI Day」レポート第3弾!
「つくる人をつくる」AICU mediaでは総力を上げてレポートしております。
今回は、KDDIアジャイル開発センター株式会社 テックエバンジェリスト、御田 稔(みのるん)氏の講演をピックアップします。
▶前回の記事はこちら
【イベントレポート】AWS AI Day:生成AIの最前線に迫る最新事例と実践ハンズオン(1)新人こそがAI開発のエース!?リクルートの最新事例 #awsAIday
【イベントレポート】AWS AI Day:生成AIの最前線に迫る最新事例と実践ハンズオン(2)AWS活用企業100以上の生成AI事例に見るビジネスインパクト創出の方程式
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KDDIアジャイル開発センター株式会社は、Amazon Bedrock GA直後から生成AIプロダクト開発に活用してきた自社事例を披露。AWSを選んだ理由やエンジニア目線での魅力的な機能について語られました。
資料公開もされております
発信の大切さをよくわかっていらっしゃる…!
テックエバンジェリスト 御田稔(みのるん)氏
KDDIアジャイル開発センター株式会社(以下KAG)
みのるんさんのご著書 「Amazon Bedrock生成AIアプリ開発入門」
【AWS用語】「GA」とは?
GAはGeneral Availabilityの略。プレビュー(ベータ版)を終えて、一般提供(正式版)に切り替わることを意味する。
KAGでのサービス開発事例
「生成AIブーム、終りが見えませんね…!」
「もはやブームを通り越して、生成AIは使って当たり前の技術として定着しつつあります」
という書き出しからスタートした みのるん氏の講演。
KAGもAmazon Bedrockを活用しまくっています
「現場の感覚が大事」という みのるん氏は、あえて現場に飛び込んでいって課題解決のためのソリューションや社内サービス開発に邁進されております。
ユーザーから見たAmazon Bedrockのメリット
①生成AIをAWSのビルディングブロックの一つとして活用できる
②高度な機能がマネージドサービスとして簡単に使える
③ユーザーが多いので開発者を確保しやすく、Web上の知見も豊富
「うちの会社にAIいれるの、大変かも」
みのるん氏もAmazon Bedrockを社内プロジェクトに導入するうえでは一筋縄ではいかない工夫や苦労をされております。
KDDIグループや本体での利用環境整備、CCoEと連携して、セキュリティ部門と利用前提を合意。他社の生成AIサービスや、AWS自体はすでに社内導入事例があったため、同様の手続きで利用できるよう事前調整を図りました。
またAmazon Bedrockのプレビューは1アカウント限定だったため、社内で申請ルールや費用分配の仕組みを速やかに作成し、早い段階でいろんな部署のメンバーが使えるように環境を整備したそうです。
選定時によく聞かれる「なぜAmazon Bedrockなの?」
最新モデルがどんどん採用されていますよね!
ぜひ海外リージョンも積極的に活用しましょう
エンジニアをワクワクさせる
Amazon Bedrockのイチオシ機能紹介!
①ナレッジベース for Amazon Bedrock
資料公開ありがたいです!
▶AWSの生成AIで社内文書検索! Bedrockのナレッジベースで簡単にRAGアプリを作ってみよう
②エージェント for Amazon Bedrock
第1回のレポートで紹介した自立型エージェントです。
マネジメントコンソールから簡単に作れる!とのことで、営業パワポをメールで送ってくれるデモを動画で披露していただきました。
こちらも資料公開されております。
▶【パワポ対応版】資料作成はAIにまかせよう!AWSでBedrockエージェント入門ハンズオン
③Amazon Bedrockプロンプトフロー
7月に登場した新機能。ローコードで直感的にLLMアプリを作成できる
実際の開発の中で学んだ生成AIアプリ開発Tips
AIの推論には時間がかかる。タイムアウトを防ぐには?
図表入りのパワポもRAGで活用したい
AIエージェントがたまに言うことを聞かない…!
▶AWSで生成AIエージェントを操る! 話題のLangGraphにBedrockで入門しよう
生成AIって本当に楽しい!
さいごに、みのるん氏は
「内製開発の見返りがめっちゃ大きい」
「大丈夫まだ間に合います!」
「自分で手を動かすと解像度めっちゃ上がる!」
など勇気づけられるメッセージで講演をまとめられました。
次回のレポートは、ワークショップ編!
Generative AI Use Cases JP (略称:GenU)
https://github.com/aws-samples/generative-ai-use-cases-jp
コーディングなしでサンプルアプリケーションの動作を確認できるだけでなく、アーキテクチャや機能拡張についても学ぶことができ、 多くの参加者にとって、生成AIの可能性を肌で感じられる貴重な機会となりました。
AWS AI Dayは、生成AIの最新情報や活用事例、そして実践的なノウハウを一度に学べる、非常に充実したイベントでした。
AWSは、今後も生成AIサービスの拡充や開発者支援を積極的に進めていくとのこと。生成AIの進化はこれからも加速していくでしょう。
AICUでは、生成AIに関する最新情報や活用事例を分かりやすくお届けします。 ぜひ、今後のイベント情報や記事にもご注目ください!